西ウイミンズクリニック > 治療内容 胚の凍結保存と融解胚移植
採卵周期に移植しなかった胚を凍結保存し、別の周期に移植することができます。 凍結保護物質を含む溶液で胚を凍結し、-196℃の液体窒素中に保存します。 凍結技術の改良により急速冷却で胚を凍結するVitrification(ガラス化)法が普及し、凍結融解後の胚の生存性がより向上しています。
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融解胚移植の実際
- 1.ホルモン補充療法
- 融解胚移植では移植の前からプロゲステロンやエストロゲンといったホルモンを投与し、子宮内膜を着床に有利な状態にして、移植する方法が一般的です。
場合によってはホルモン補充療法を行わず自然周期にて移植を行う場合もあります。
それぞれの患者さまに合った方法を提案します。 - 2.胚移植
- 子宮へ戻す胚の個数は年齢や過去の体外受精の回数によって異なりますが、原則1個とされています。
カテーテルと呼ばれる細いシリコンチューブを使って胚を子宮に移植します。 - 3.黄体期管理
- 胚移植後は子宮内膜の状態を整え着床を助けるために、黄体ホルモンの腟坐薬や注射を行います。
- 4.妊娠判定
- 病院で尿検査あるいは血液検査による、妊娠判定を行います。
妊娠が確認されれば、続けて黄体ホルモン投与など妊娠の継続をサポートするための治療が始まります。